長時間にわたって血行を遮断した後に再潅流した場合に、挫滅症候群と同様の病態を示す症候群である。 予後は極めて不良である。
急性動脈閉塞などで壊死に陥った筋肉からミオグロビンやカリウムなどの毒性代謝物質が遊出するが、 血行を再建するとむしろ再潅流によって毒性代謝物質が体循環に流入することになり、代謝性アシドーシスや電解質 異常を来たす。
虚血部位では嫌気性代謝が行なわれ、そのときに産生されたH
や乳酸が血行再建とともに血中に漏出する。
高カリウム血症となる。
壊死部位から塞栓が血中に漏出する。
アシドーシスや急性腎不全に対して対症療法を行なう以外に方法はない。
早期に血行を再建して予防することが重要であり、虚血部位が不可逆的変化をきたした場合はむしろ患肢の切断が必 要である。
Akimichi Tatsukawa