ウイルス感染が髄膜に限局し、脳炎に至らない場合をいう。 多くは良性の経過を辿り、数週間で後遺症を残さずに完治する。
病原体はエンテロウイルス(ポリオ・コクサキエ・エコーウイルスなど)をはじめとして、アルボウイルス・ヘルペス ウイルス・インフルエンザウイルス・日本脳炎ウイルスなど。
急性に頭痛と発熱をもって発症する。
発熱・頭痛・嘔吐・不機嫌・痙攣などを呈する。項部硬直は軽度である。
髄液糖/血糖値の比は正常と同じ 0.6〜0.8 程度にとどまる。
髄液画像は こちら。リンパ球の浸潤は顕著だが病原 体は見られない点が特徴的である。
ヘルペス脳炎以外は無菌性髄膜炎に対する特異的な治療法はなく、対症療法が主となる。 化膿性髄膜炎よりも良性の経過を辿ることが多い。
Akimichi Tatsukawa