頭蓋内の水分は細胞内液・細胞外液・血液・髄液の4つのコンポーネントに存在するが、 このうち細胞内液および細胞外液に異常な水分の貯留が起こり、脳組織の容積が増加した状態を脳浮腫という。
血液脳関門が脳毛細血管内膜の障害や透過性亢進によって破綻することで浮腫となったもの。 感染、外傷、悪性腫瘍、代謝異常に起因する。
虚血などでグリア細胞や神経細胞の細胞膜が障害され、イオン流に異常をきたした場合。
髄液圧の上昇によって髄液が脳室周辺に漏出することによるもの。
初期には細胞障害性浮腫であるが、次第に血管原性浮腫がこれに加わることで脳浮腫を招来する。
血液脳関門の破綻や脳細胞における浸透圧調節機構の破綻などを経て脳浮腫をもたらす。
浮腫の領域は低吸収域として描出される。脳溝の狭小化や皮髄境界の不鮮明化が認められる。
Akimichi Tatsukawa