喫煙が危険因子であるため圧倒的に男性に多い。ほとんどが扁平上皮癌であり、骨転移で造骨性変化を来たしやすい。
リンパ管網の発達がよく、深頸部リンパ節に転移しやすい。
声帯に癌が発生するので、早期に嗄声を生じやすい。声門はリンパ管網の発達が悪いので、転移しにくい。
原則として放射線照射を行なう。
リンパ管網の発達がよく、喉頭前リンパ節や気管前リンパ節に転移しやすい。
長期にわたる喫煙や音声酷使が危険因子となる。
白板症 leucoplakia をはじめ、喉頭角化症などが前癌状態となる。
このため早期に発見されやすい。
声門癌では早期に発見されて転移しにくく、また発声をなるべく維持するため、放射線療法は本症の治療の 第1選択となる。総線量は60〜70[Gy]を目安とする。
ときに声門癌で用いられる。
声帯の温存が可能な術式であり、時に声門上癌で用いられる。
基本的にT2以上の喉頭癌が適応となる。 喉頭全摘出後は発声不能に陥るほか、呼気が鼻を通過しないので嗅覚が減退するなどの難点がある。 しかし食道と気道が分離されているので、誤嚥の危険は消失するという利点がある。
腫瘍が頸部食道に進展している場合は、頸部食道摘出を行う。
頸部リンパ節・副神経・内頸静脈・胸鎖乳突筋をすべて除去する。
発声の前に食道に空気を飲み込み、これを咽頭の狭い部分を通過させる際に咽頭を声帯の代わりに振動させて発 声する。持続時間が3秒ほどしかないほか、日本語では声門摩擦音であるハ行の発声が困難であるという難点が ある。
声帯に癌が発生するので、早期に嗄声を生じやすく、発見も早い。 声門はリンパ管網の発達が悪いので、転移しにくい。
Akimichi Tatsukawa