多剤を併用すると一方の薬剤が他剤の溶解に影響したり、互いに複合体を形成して吸収されにくくなる。 特に胃内のpHは薬物の溶解に大きな影響を及ぼすので吸収も影響を受けることになる。
例えばアスピリンは重炭酸ナトリウムと併用すると吸収が促進される。
また制酸剤の多くはCa
などの金属イオンを含むが、これらは容易にテトラサイクリンとキレートを形成
してテトラサイクリンの吸収が抑制される。
薬物ではないがグレープフルーツジュースは小腸のCYP3A4を阻害して薬物の吸収を促進する効果を持つ。
血中での血漿タンパクとの結合力が薬剤の分布に大きな影響を及ぼす。特に一方の薬剤が血漿タンパクに結合し やすいともう一方の薬剤の遊離型が増加する。
多くはP450酵素の阻害もしくは誘導によって生じる。
フェノバルビタールやリファンピシンなどの薬物は薬物代謝酵素を活性化させて自己あるいは他の薬物の作用を抑制 する。薬剤以外ではアルコールやハーブが有名である。
イソニアジド・フルコナゾール・シメチジンなどの薬物は薬物代謝酵素の活性を抑制して他の薬物の作用を亢進する。 薬剤以外ではグレープフルーツジュースが有名である。
主に腎臓もしくは胆汁中における薬物動態的相互作用である。
例えば尿酸排泄促進剤であるプロベネシドは尿細管からの分泌において他の薬剤の排泄を阻害する。
薬物あるいは異物の体内取り込みによって薬物代謝酵素が増加する現象をいう。 これは異物の排泄という生体防御作用の現われとも言える。
フェノバルビタールやリファンピシンなどの薬物は薬物代謝酵素を活性化させて自己あるいは他の薬物の作用を抑制 する。薬剤以外ではアルコールやハーブが有名である。
Akimichi Tatsukawa