精神分裂病と躁鬱病という二大内因性精神病の両方の特徴を持つ疾患である。 意識変容や錯乱という身体因に基づく精神病にも見られるような病像を示しながら、一方では心理的な誘因が存在する点が特徴的である。
もともとクレペリンは内因性精神病を統合失調症と感情障害に大別した。 しかし定型例のほかに、統合失調症・躁鬱病・てんかんの特徴のうち、いずれか2つあるいはそれ以上を併せもつ症例があり、これらを一括して非定型精神病と総称する。
満田久敏によれば、以下の特徴を有する。
幻覚は感覚性が著しく、妄想は浮動的、非体系的でいずれも人格とは異質的なことが多い。
病前性格は定型分裂病者の内閉的性格とは異なり、易感性、几帳面、頑固などといった面がある。
DSM-IVやICD-10では分裂感情障害 schizoaffective disorder に相当する。
鑑別診断としては、統合失調症や感情障害に加えて、薬物乱用やてんかんによるものも念頭に置く必要がある。
症状には周期性があり、病間期の疎通性は良好である。
著しい感覚性をもった幻覚が特徴的である。
意識障害のうち、錯乱や譫妄のように一見覚醒しているようで実は意識が混濁している状態をいう。 軽度の健忘を残すことがある。
Akimichi Tatsukawa