神経症とは心因によって生じた心身の機能障害であり、次の特徴を持つ。
なお神経症にも生物学的因子が関与していることが明らかになってきたため、神経症という分類は DSM-III以降除かれ、神経症に属していた疾患は不安性障害・身体表現障害・解離性障害・気分障害など に再分類された。 一方でICD-10は神経症の分類は保持したが、神経症という用語は使用していない。
心因性要因が強い。
防衛機制の失敗による欲求不満の蓄積があり、これを抑圧できないと神経症が出現する。
不安がもっとも多いが、一般的に訴えが大げさなことが多い。
不安をはじめとして、強迫・恐怖・抑鬱・離人症状などが多い。
窒息感や動悸など、自律神経失調性の愁訴をなす。
解離性症状(遁走、多重人格)、自己破壊行動、攻撃的行動、過食、浪費、盗み、性的逸脱行動、薬物 乱用など。
患者は治療に協力的であることが多いが、神経症は原則として病識が保たれているので、治療にあたって はインフォームド・コンセントが不可欠である。