内因性精神病を早発性痴呆と躁鬱病に大別し、現代の精神医学の臨床的体系の基礎をつくった。
19世紀の終りに、それまで記載されてきた一連の精神病、すなわち K.L. Kahlbaumの緊張病 catatonia、E. Hecker の破瓜病 hebephrenia および妄想性痴呆 dementia paranoides を進行性で特有の人格荒廃に至るという経過の共通 性に基づいて一つの疾患単位であるとし、これに早発性痴呆 dementia praecox という名称を与えた。
クレペリンは感情移入や追体験といった方法は人間的接近には不可欠であるが、研究の手段としては客観性を欠 くとした。
Akimichi Tatsukawa