粉塵による肺の線維性増殖性変化を総称して塵肺症という。 直径が2μm以下の粉塵では肺胞にまで到達し、炭粉以外のほとんどの粉塵は肺胞マクロファージに取り込ま れるが、リソゾームで分解されないため、マクロファージの崩壊とともに漏出される。 これが周辺組織の繊維性増殖を促進し、肉芽腫が形成される。
遊離の珪酸は石英やメノウなどに含まれており、トンネル掘削や陶磁器原料の混合などで暴露される。 特に結核を合併することが多い。
アスベストは自動車のブレーキや建築資材に多用されてきた。悪性中皮腫を合併することがある。
アーク溶接作業において高温環境で粉塵化した酸化鉄を吸入して生じる。
セメントの袋詰め作業で酸化カルシウムを吸入して生じる。
過敏性肺炎,ベリリウム肉芽腫を合併する。
塵肺健診では胸部単純X線および呼吸機能検査の所見に応じて管理区分が決定される。
びまん性の粒状影を呈し、進行すると大陰影が出現する。
スパイロメトリーを用いて肺活量や1秒率を測定する。